呼吸器系感染予防具登場!!

施設従事者や医療従事者は血液媒介感染症とともに業務上の曝露により常に結核、インフルエンザ、SARSに代表される呼吸器系の感染症等に罹患するリスクと戦っている。
呼吸器系の感染症については空気感染や飛まつ感染が多い為に、施設や医療従事者の感染のリスクを低減するため、これまで様々な感染予防のグッズが登場してきた。
飛沫感染予防に用いられるサージカルマスクはもとより、1980年代にはN95 マスクと呼ばれる呼吸器防護具が、結核菌感染予防のために登場した。
最近の新興感染症の中でも発生当初空気感染するのか、飛沫 感染するのか不明ただったSARSや新型インフルエンザパンデミックの際に、このN95マスクをはじめとする呼吸用保護具が広く活用された。


空気感染は予防出来ないのか? +1 !



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感染症といってもいろいろある。感染症には、インフルエンザや赤痢のように人から人へと伝染する伝染性感染症と、膀胱炎や破傷風のように人から人へは伝染しない非伝染性感染症とがある。このうち、伝染性感染症はふつう、単に伝染病といい、マラリアや回虫症(かいちゅうしょう)のように、かなり高等な生物による感染症は寄生虫病といい、別に扱われる。伝染病の感染経路としては血液感染、接触感染、飛沫感染、空気感染など、様
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N95 マスクとはなんのこっちゃ?
N95とは、米国 NIOSH(National Institute of Occupational Safety and Health)が定めた9種類(後述)の基準の中で最も低いもので、「N」は耐油性が無いことを表し(Not resistant to oil)、「95」は試験粒子を95%以上捕集できることを表している。N95とはフィルター自体の性能を示すもので、装着後のマスクと顔との密着性は保証し
施設や医療従事者が気を付ける事
俺のいる施設でも毎年、インフルエンザやノロウィルス、ロタウィルスなど感染性胃腸炎をはじめとする、感染症に毎年頭を悩ませている。さらに近年では結核の罹患も多くなり、感染症に関するニュースは年中収まることを知らない。患者や利用者はもちろんだが、院内感染や施設感染が蔓延すると、職員にも罹患する可能性が大きくなり、治療やケアに支障が出る為に職員の予防のプライオリティは高い。まずは院内感染を起こさせないため